MIDORI HARIMA





"My Last Job in the City"

2017- ongoing
Artist book, text and CHEKI (Instant photography)



“My Last Job In The City” は 16年間暮らしたアメリカを出る直前のニューヨークシティでの最後の仕事であった、マンハッタンのハウジングプロジェクツの期間塗装工としての経験を素材に、複数の文化圏、言語、職業間における、複数のアイデンティティや主体について、言語化、作品化していく現在進行形のプロジェクトです。

本プロジェクトは、英語圏の主語としての『I』について、私小説の方法を借りて、日本語の『私』から語る試みをベースに、英語の『I』と日本語の『私』を行き来しながら『社会的な自己』と『個人的な自己』の領域をそれぞれ拡張し、複製していく試みでもあります。文章と共に、仕事の期間中に撮りためたインスタント写真、ノート、メモ書き、スケジュールや書類、作業着、仕事場で貰ったものなどを素材とし、コピー、プリントゴッコやリソグラフィーなどの古い印刷技術を用いた冊子制作や他メディアへの文章の寄稿など、異なる方法、技術、メディアによるアウトプットを通して、共通言語や社会文化共同体の領域を横断しながら『私』という主体を文節化し、増殖させようと試みるものです。

播磨みどり   2020年         藤沢市にて




Va+: ISSUE #005 Victory and Artistic Production






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